第19回精神保健福祉士国家試験問題4
第19回介護福祉士国家試験問題解説
問題4
認知症又は認知症をきたす疾患に関する次の記述のうち、
1 アルツハイマー型認知症では、手指の振戦、筋固縮、
2 レビー小体型認知症では、記憶障害が主症状で緩徐に進行する。
3 クロイツフェルト・ヤコブ病では、
くる。
4 パーキンソン病では、
5 ピック病では、健忘より性格変化と社会機能の低下が特徴である。
◆解答解説
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◆
正解は、5と、いたしました。
設問1の文章の内容は、パーキンソン病のものとなっていますね。
レビー小体型認知症では、認知症が徐々に進行し、早期に幻視が出現するとされます。
本当に、そこに誰かがいるかのような幻視が認められるとのことですから、主症状として」
記憶障害という部分が、誤りと考えます。
クロイツフェルト・ヤコブ病では、急性に進行する認知症を主症状とし、身体の不随意運動
などの神経症状があらわれます。脳波の検査において、特有の波形が見られることも特徴の
1つですね。
ミオクローヌスとは、平たく申せば、脳の全体が興奮することによって起こる発作症状のことで
あり、短時間で、まるで電気が走ったような不随意運動をいいます。
健康なわれわれでも、眠りに落ちる際などに起こることがあります。
てんかん、アルツハイマー病、クロイツフェルトヤコブ病、頭部外傷などにより起こることが
あるとされています。
ピック病は、前頭葉や、側頭葉に限局した、『脳萎縮』を示す、初老期の認知症で、介護保険
制度においても、『特定疾病』の1つに位置づけられています。
ピック病の3大症状として、① 認知症、② 性格の変化 ③ 言語機能障害 があげられ、
病気の初期においては、反社会的行為が見られたり、我慢ができない、すぐに怒るなどといった
症状が目立つとされます。