第106回看護師国家試験問題解説と解答速報 問題1-問題10
皆さま、【第 106回 看護師国家試験】 本当に、本当に、本当に、御疲れ様でした!
御仕事と両立しての受験のかた、卒業試験に追われ、睡眠不足の日々と闘いながらの
受験のかた、どなたも本当に大変だったこととおもいます。
御住まいの地域によっては、昨夜は一晩中続く強風と怖い物音に、よく眠れず朝を迎えた
受験生さんもたくさんおいででしょう。
大雪・強風などで、会場までの道のりも、御苦労があったこととおもいます。
本当に、御疲れ様でした。無事に帰宅され、すこし御疲れが和らぎましたなら、当サイト
『解答速報・プチ解説』にも、ぜひ、御目通しくださいね。
皆さまの、ナイスファイトに敬意を表しつつ、難しかった問題、気になる問題などなど、
御一緒にゆっくりと、振り返らせていただければ幸いです。
ささやかですが、正答の根拠となる解説も、ところどころ書かせていただきました。
あくまで、弊社見解でございますが、答えあわせの目安に御使いいただければ幸いです。
それでは、つたない文章でございますが、皆さまどうぞ宜しく、御付き合い下さいませ。
問題1
平成25年(2013年)の国民生活基礎調査による有訴者率(人口千対)で正しい
ものはどれか。
1 12・4
2 112・4
3 312・4
4 512・4
正解は、 3と 考えます。
参考資料として、厚生労働省資料 アドレスを貼り付けますね。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21-h25.pdf#search=
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問題2
平成25年(2013年)の感染症発症動向調査による年間の性感染症(STD)報告数で
最も多いものはどれか。
1 性器クラミジア感染症
2 尖圭コンジローマ
3 性器ヘルペス
4 淋菌感染症
正解は、1と 考えます。
厚生労働省資料によりますと、内訳は以下になります。 ぶっちぎり!で性器クラミジア
感染症が、1位なのですね。
★ 性器クラミジア感染症 : 25606
★ 尖圭コンジローマ : 5743
★ 性器ヘルペス : 8778
★ 淋菌感染症 : 9488
参考資料として、厚生労働省資料 アドレスを貼り付けますね。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0411-1.html
問題3
平成25年(2013年)の国民医療費はどれか。
1 約 400億円
2 約 4000億円
3 約 4兆円
4 約 40兆円
正解は、 4と 考えます。
厚生労働省資料によりますと、
平成25年度の国民医療費は40兆610億円、前年度の39兆2,117億円に比べ8,493億円、2.2%の
増加とされ、
人口一人当たりの国民医療費は31万4,700円、前年度の30万7,500円に比べ2.3%増加している
とのことです。
◆◆ 参考資料として、厚生労働省資料 アドレスを貼り付けますね。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/13/dl/kekka.pdf
問題4
介護保険法で第1号被保険者と規定されているのはどれか。
1 45歳以上
2 55歳以上
3 65歳以上
4 75歳以上
正解は、3と 考えます。
ここは、【介護保険法】を、御一緒に確認いたしましょう。第2章に下記のように規定
されています。
第二章 被保険者
(被保険者)
第九条 次の各号のいずれかに該当する者は、市町村又は特別区(以下単に「市町村」という。)
が行う介護保険の被保険者とする。
一 市町村の区域内に住所を有する六十五歳以上の者(以下「第一号被保険者」という。)
二 市町村の区域内に住所を有する四十歳以上六十五歳未満の医療保険加入者(以下「第二号
被保険者」と
いう。)
問題5
看護師の業務従事者届の届出の間隔として規定されているのはどれか。
1 1年
2 2年
3 5年
4 10年
正解は、2と 考えます。
厚生労働省資料から、一部抜粋して御紹介いたしましょう・・・
保健師助産師看護師法第33条に基づき、業務に従事する看護職員は2年毎にその就業
状況について、就業地の都道府県知事に届け出ることが義務づけられている。
その趣旨は、就業者の実態を把握し、就業者に対する指導監督や需給バランス等看護行政の
推進に資するためとされる。
様式は「業務従事者届」として同法施行規則で定められており、氏名、免許の種別とその
登録番号、就業場所等について記載することとなっている。
届出違反には、罰則が課せられている。届出違反には、50万円以下の罰金が課せられることと
なっている。
問題6
標準的な発育をしている乳児の体重が出産時の体重の約2倍になる時期はどれか。
1 生後3ヶ月
2 生後6ヶ月
3 生後9ヶ月
4 生後12ヶ月
正解は、1と 考えます。
ここは、どなたも、解説不要ですよね!! あくまでも、あくまでも、目安ですが、
3ヶ月で約2倍、1年で、約3倍とされ、ひとの一生のなかで、もっとも成長著しい時期
とされます。
問題7
第二次性徴による身体の変化で正しいものはどれか。
1 精通
2 体重減少
3 内臓脂肪の増加
4 第1大臼歯の萌出
正解は、2と 考えます。
問題8
老年期の身体的な特徴で正しいものはどれか。
1 尿量の増加
2 味覚の感度の向上
3 体温調節機能の低下
4 外来抗原に対する抗体生産性の亢進
正解は、3と 考えます。
どなたも御存知の医療機器メーカー、テルモさまHPより、その理由を御紹介させて
いただきます。
◆ 発汗などの体温を調節する機能が低下する
高齢者では暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなり、身体の反応も弱くなっています。
具体的には、
暑くても汗をかきにくく、汗の量も少なくなります。また暑いと皮膚の血流が増えて
体内の熱を逃がそうとするはずですが、高齢者の場合、暑くても皮膚の血流量が増え
にくくなります。
逆に寒くなっても皮膚の血流量があまり減らないため、体内の熱を逃がしてしまい、
体を冷やしやすくなります。
問題9
医療法で「地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修を行なわせる能力を
有すること」と定められているのはどれか。
1 助産所
2 診療所
3 特定機能病院
4 地域医療支援病院
正解は、3と 考えます。
◆◆ 参考資料として、厚生労働省資料 アドレスを貼り付けますね。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137801.html
問題10
ヒューマンエラーによる医療事故を防止するための対策で最も適切なものはどれか。
1 性格検査の実施
2 事故発生時の罰則の強化
3 注意力強化のための訓練の実施
4 操作を誤りにくい医療機器の導入
正解は、4と 考えます。
ここも、解説不要ですよね!!
ツイート FBいいね!が多いと解説が更に詳しくなります。
頑張って、最速で解答解説アップします。宜しくお願いします。