第106回看護師国家試験問題解説と解答速報 問題11-問題20
第106回看護師国家試験午前
問題11-問題20までの解説です。
随時精査し、解説の精度も上げてまいります。
時間を置いて再度ご確認下さい。
問題11
大動脈に血液を送り出す部位はどれか。
1 左心室
2 右心室
3 左心房
4 右心房
正解は、1と 考えます。
4つにわかれた、心臓の部屋の1つが、『左心室』ですね。
左心房から受けた、動脈血を、まわりの壁の収縮により、大動脈におくり、循環
させる役割をにないます。
問題12
喀血が起こる出血部位で正しいものはどれか。
1 頭蓋内
2 気道
3 食道
4 胆道
正解は、2と 考えます。
喀血とは、気管支系器官からの出血が、喀血ですね。
ここは、どなたも、落ち着いて、(2)を選択していただけたとおもいます。
問題13
胸痛を訴えるのはどれか。
1 髄膜炎
2 腎結石
3 急性心筋梗塞
4 メニエール病
正解は、 3と 考えます。
直球すぎて、逆に、なんだか心配になる問題ですが、ここも落ち着いて原則に
忠実に、忠実に!!
問題14
小脳失調でみられるものはどれか。
1 下肢の麻痺が認められる。
2 姿勢保持が困難になる。
3 血圧が不安定になる。
4 体がこわばる。
正解は、 2と 考えます。
小脳の役割で最も重要なものの1つ!! それが、【運動機能の調整】 ですよね。
立位がたもてるのも、指先でこまかな作業がおこなえるのも、小脳が頑張ってくれて
いるから。
『小脳失調』とは、わかりやすく申せば、
小脳および、それと密接な連絡をもつ脳幹・脊髄の障害により運動を円滑に遂行できない
状態となります。
たとえば、起立時には、体が不安定で動揺するため足を広く開いてしまう。歩行の際も、
手足の動きがばらばらになり、協調がとれず開脚で酔ったときのように千鳥足となる
などの症状がみられます。
また物を取ろうとしても、さっと手が届かずに、ぎくしゃくと振れてしまったり、行き
すぎたりすることがあります。
手の回内・回外などの反復運動は、非常にぎごちなく時間がかかるとされます。
問題15
せん妄の誘発因子はどれか。
1 身体拘束
2 心血管障害
3 低栄養状態
4 電解質バランス異常
正解は、4と 考えます。
日本老年医学会さまHPより、せん妄関連文章を一部抜粋して御紹介させていただきます。
【せん妄の機序】
高齢者のせん妄の多くは、多要因で個人のせん妄への脆弱性(準備因子)と、有害な外的要因
(誘発因子)が影響しあって発症する。
せん妄の病態生理も単一ではなく、むしろ複数の生物学的要因が絡み合って、神経ネットワークの
機能異常を来たし、せん妄という、急性の認知機能障害を発症すると考えられている。
主たる機序には、神経伝達物質異常、炎症,生理的ストレッサー、代謝異常、電解質異常、遺伝
因子があげられる。
問題16
目的とする効果が安定して発現するまでに最も時間がかかる薬はどれか。
1 睡眠薬
2 鎮痛薬
3 抗うつ薬
4 抗血栓薬
正解は、精査中です。 いましばらく、御時間の猶予を・・・
問題17
医薬品表示(別冊№1 ①から④)を別に示す。
劇薬の表示で正しいのはどれか。
正解は、4と 考えます。
どなたも、実習で【劇薬】の正しい取扱いについての説明を受けられたとおもい
ます。
その際に、アンプルなどもご覧になったとおもいますので、ここは落ち着いて、4を
選んでいただけたのではないでしょうか。
白地に、赤枠で、赤字。 これが、劇薬表示となります。
問題18
自力での摂取が困難な臥床患者の食事介助で適切なのはどれか。
1 水分摂取の介助を控える。
2 仰臥位の姿勢を保持するよう介助する。
3 食事内容が見える位置に食器を配置する。
4 患者の下顎が上がるよう上方からスプーンで介助する。
正解は、3と 考えます。
受験生さんが、椅子から転げ落ちそうな?? インパクトのある選択肢でしたが、
こういった問題こそ、マークミスのないよう、注意! 注意! であります。
問題19
正解は、 2と 考えます。
問題20
正解は、2と 考えます。
環境省HPより、関連資料を一部抜粋して御紹介いたしましょう。
★ 地域の類型 AA
★ 昼間の基準値 50デシベル以下
★ 夜間の基準値 40デシベル以下
時間の区分は、昼間を午前6時から午後10時までの間とし、夜間を午後10時から
翌日の午前6時までの間とする。
AAを当てはめる地域は、療養施設、社会福祉施設等が集合して設置される地域など
特に静穏を要する地域とする。
ちなみに・・・
50デシベルとは、静かな事務所内のイメージ・・・だそうです。
ツイート FBいいね!が多いと解説が更に詳しくなります。
頑張って、最速で解答解説アップします。宜しくお願いします。