第21回精神保健福祉士国家試験問題解説 専門科目 精神保健福祉相談援助の基盤(問題21-問題35)

第21回精神保健福祉士国家試験問題解説 

専門科目 精神保健福祉相談援助の基盤  (問題21-問題35)

 

★【問題21】

精神科ソーシャルワーカーの歴史に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。

1 1948年(昭和23年)に、精神科ソーシャルワーカーは精神衛生相談員という名称で初めて精神病院に配置された。

2 1964 年(昭和3 9年)に保健所の精神衛生相談員を主たる構成員とする日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会が設立された。

3 1987年(昭和62年)の精神衛生法改正時の附帯決議では、精神科ソーシャルワーカー等のマンパワーの充実を図ることとされた。

4 1993 年(平成5年)の障害者基本法では、精神科ソーシャルワーカーの具体的な業務が規定された。

5 2010年(平成22年)の精神保健福祉士法の改正では、精神障害者への地域相談支援の利用に関する相談が精神保健福祉士の役割として明確
に位置づけられた。

 

 

 

 

 

問題21★★★解答35

解説

 

精査中です。

いましばらく、御時間の猶予を・・・

★【問題22】

25年のキャリアを持つA精神保健福祉士は、クライエントの照会を通じ
て知り合った経験3 年目の精神保健福祉士から、「3 年目になったが、まだ適切な
支援ができない」と相談を受けた。A精神保健福祉士は、以前にも他の中堅の精神
保健福祉士から、「経験は増えたが、仕事の達成感を得にくい」と相談を受けていた。
そこで、キャリアに応じた仕事の仕方や目標を整理するためのグループ形式の研修
会を開催した。参加者からは、「経験年数に合わせた支援方法や目標が具体的と
なった」、「モチベーションが上がった」といった好評が得られた。
A精神保健福祉士が開催した研修会のねらいとして適切なものを、次の国際ソー
シャルワーカー連盟(IFSW)の倫理綱領に規定されている倫理基準から2つ選びなさい。

1 業務改善の推進

2 情報の共有

3 専門性の向上

4 専門職の擁護

5 専門職の啓発

 

 

 

 

 

問題22★★★解答13

解説

国際ソーシャルワーカー連盟とは、

(INTERNATIONAL  FEDERATION OF SOCIAL  WORKERS)

(IFSW) )は、ソーシャルワーカーの国際組織ですね。
 

1928年、パリに設立され、第2次世界大戦勃発まで、活発に活動していました。

「国際ソーシャルワーカー常任事務局」を前身とし、1956年、ミュンヘンで

開催された「社会福祉についての国際会議」において設立されました。

IFSWの目的の1つに、以下があります。

国際的なレベルでの協力や活動を通して、とくに専門的価値・基準・倫理・人権・

社会的認知・訓練・労働条件に関して専門的職業としてのソーシャルワークを

促進すること。

また、

まだそれが獲得されていない国においては、ソーシャルワーカーの全国組織の

発足を促進すること。

わが国においても、2000年にIFSWが、採択した倫理基準に基き、

社会福祉専門職団体協議会が、倫理綱領を掲げています。

そのなかの、専門職としての倫理責任を御紹介してみましょう。

◆(専門職の啓発) ソーシャルワーカーは、利用者・他の専門職・市民に専門職と

  しての実践を伝え社会的信用を高める。

◆(信用失墜行為の禁止) ソーシャルワーカーは、その立場を利用した信用失墜

  行為を行わない。

◆(社会的信用の保持) ソーシャルワーカーは、他のソーシャルワーカーが専門職業の

  社会的信用を損なうような場合、本人にその事実を知らせ、必要な対応を促す。

◆(専門職の擁護) ソーシャルワーカーは、不当な批判を受けることがあれば、

  専門職として連帯し、その立場を擁護する。

◆ (専門性の向上) ソーシャルワーカーは、最良の実践を行うために、スーパービジョン、

  教育・研修に参加し、援助方法の改善と専門性の向上を図る。

◆(教育・訓練・管理における責務) ソーシャルワーカーは教育・訓練・管理に携わる

  場合、相手の人権を尊重し、専門職としてのよりよい成長を促す。

◆(調査・研究) ソーシャルワーカーは、すべての調査・研究過程で利用者の人権を

  尊重し、倫理性を確保する。

正しいものを、2つ!! です。

きちんと、マークしていただけましたか??

★【問題23】

次の記述のうち、ヴォルフェンスペルガー(Wolfensberger、W.)が新たに提唱したノーマライゼーションの理念として、適切なものを1つ選び
なさい。

1 障害がある人たちに障害のない人々と同じ生活条件をつくり出す。

2 社会で主流となっている、毎日の生活条件に近い環境での暮らしを目指す。

3 自己決定と選択権が最大限尊重されている限り、人格的には自立しているとみなす。

4 社会に完全かつ効果的に参加し、社会に受け入れられるようにする。

5 社会的に価値を低められている人々に社会的役割をつくり出す。

 

 

 

 

 

 

問題23★★★解答5

解説

ノーマル → ノーマライゼーション この図が

あたまに浮かんだら、GOOD♪♪

ここは、シンプルに設問2を、選びたいところでした。

★【問題24】

次の記述のうち、ソーシャルワークにおける生活モデルの説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 クライエントが持つ才能、資源、要求や向上心を十分に認識し尊重する。

2 クライエントの抱える問題や課題を社会診断により探る。

3 包括的な視点からクライエントと環境の交互作用の接点に介入する。

4 クライエントの中にある原因と結果の直接的な連鎖に着目する。

5 インテークから処遇に至る一連の過程をソーシャルワークと捉える。

 

 

 

 

問題24★★★解答3

解説

精査中です。

いましばらく、御時間の猶予を・・・

★【問題25】

次のうち、精神保健福祉士が関係者や社会に対して実施する、実践やその結果に関する情報開示や説明の根拠となる考えを示すものとして、
適切なものを1つ選びなさい。

1 アカウンタビリティ

2 インフォームドコンセント

3 アドヒアランス

4 セカンドオピニオン

5 リスクマネジメント

 

 

 

 

 

問題25★★★解答1

解説

問題 25

精査中です。

いましばらく、御時間の猶予を・・・

★【問題26】

問題26
医療機関に勤務する専門職に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。

1 薬剤師は、医師等の処方箋に対して疑わしい点がある場合には、他の薬剤師と相談して処方を変更し、調剤を行う。

2 看護師は、医師の指示なく自身の判断で入院中の患者の薬剤の投与や採血、創部の処置を行う。

3 作業療法士は、患者の状態像をアセスメントし、医師の指示の下に社会的適応能力等の回復を図るため、工作等の作業指導を行う。

4 公認心理師は、業務独占で心理面接や心理検査を行う。

5 管理栄養士は、傷病者に対する栄養指導並びに施設での給食管理及び栄養改善上の必要な指導等を行う。

 

 

 

 

 

問題26★★★解答35

解説

ニューフェイスの、国家資格である、『公認心理師』。

さっそく、登場していますね。

どのような、御仕事なのでしょう??

厚生労働省資料によりますと、以下のようになります。

公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、

保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び

技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。

(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析

(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、

  指導その他の援助

(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の

  援助

(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

独占業務という箇所が、お約束のひっかけですね。

★【問題27】

次のうち、「障害者総合支援法」における個別支援計画を作成する者として、正しいものを1つ選びなさい。

1 相談支援専門員

2 サービス管理責任者

3 生活支援員

4 就労支援具

5 サービス提供責任者

(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

 

 

 

 

 

問題27★★★解答2

解説

 

読み間違えちゃった・・・

そんな受験生さん、おおぜいおられるかもですね。

幾多の変遷を経て、現在にいたる、『障害者総合支援法』。

もちろん、いまも、進化中です。

サービスの質の」向上を図る観点から、サービス事業所ごとに、

サービス管理責任者の配置が義務付けられたのですね。


サービス管理責任者の仕事には、下記のようなものがあります。

◆  個別支援計画の作成に関する業務

◆  利用者に対するアセスメント

◆  利用者との面接

◆  個別支援計画作成に係る会議の運営

◆  利用者 家族 対する個別支援計画 説明と交付

◆  個別支援計画の実施状況の把握(モニタリング)

◆  定期的なモニタリング結果の記録

◆  個別支援計画の変更(修正)

◆  支援内容に関連する関係機関との連絡調整

◆  サービス提供職員に対する技術的な指導と助言

◆  自立した日常生活が可能と認められる利用者への必要な援助

いそがしそうです・・・

★【問題28】

次の記述のうち、精神保健福祉士が行うアドボカシーにおける介入機能の説明として、適切なものを1つ選びなさい。

1 ソーシャルワーカーの理念と組織・制度の問題を結び付けるためにクライエント集団と地域福祉政策とを結び付ける。

2 日常的なジレンマを抱えながらも、弁護や変革を主体的に推進する。

3 クライエントの置かれている環境や状況に対して、問題を見付け出し提起する。

4 制度や組織との仲介者・媒介者として、個別の問題を扱う。

5 制度や組織の壁に対して、専門職としては中立を保ちながらも、クライエントの利益のために代弁する。

 

 

 

 

 

問題28★★★解答1

解説

アドボカシーの本来の意味は、『擁護』や『支持』『唱道』など

なのだそうです。

ただし。

がんばって。

試験対策では、ずばり!!  『代弁』と訳したいところでありました。

自ら自己の権利を充分に行使することのできない、終末期の患者、障害者、

認知症の患者などの権利を、擁護・代弁すること・・・

すでに、御仕事のシーンや、ボランティアなどでなさっておられることですね。

★【問題29】

次の記述のうち、トランスディシプリナリ・モデルによる多職種チームに関する特徴として、適切なものを1つ選びなさい。

1 チームリーダーである医師の指示により、各専門分野の役割を実行する。

2 各職種の専門性をいかし、チームの意思決定に主体的に関与する。

3 専門分野別に目標を設定し、支援する。

4 共通の達成課題を掲げ、各専門職の役割代替が認められる。

5 緊密な相互連携を形成し、多分野からのサービス提供を行う。

 

 

 

 

 

問題29★★★解答4

解説

多種職の協働・連携にくわえて、

意図的な、専門職間の横断的共有が概念ふくまれる・・・

これが、『トランス・ディプシリナリーモデル』とされます。

過去問題にも、ひっかけ問題系として、登場していますね。

『TRANSDISCIPLINARY』の本来の意味は、分野を超えた

学問・研究.学際 となるそうです。

★【問題30】

次の事例を読んで、問題30から問題32までについて答えなさい。

〔事例〕

来日した留学生Bさん(24歳、男性)は、日本語学校に入学し、生活習慣の違いに
不安を抱えながらも新生活を始めた。居住している留学生会館があるN地区は、外国
籍の労働者や留学生か多く、国際結婚をした家族も多数居住している。Bさんは、同
じ日本語学校の留学生Cさんだちともすぐに仲良くなり、当初あった不安も減り孤独
を感じることなく、慌ただしいながらも暮らしに馴染んでいった。(問題30)
来日して3か月が過ぎた頃から、Bさんは気分が落ち込み、仲間だちとも次第に距
離をとるようになっていった。その様子を心配したCさんが、Bさんに付き添い日本
語学校の保健室を訪れると、留学生支援で実績があるN地区のUクリニックを紹介された。

Uクリニックの医師は、Bさんに薬物療法の必要性を伝え、定期的な通院を勧めた。
インテークを担当したD精神保健福祉士は、言語や生活習慣の違いを特に注意しながら、Bさんと面接を行った。(問題31)

Bさんは、D精神保健福祉士との面接を通じて、二人にサッカーという共通の趣味
があることも分かり、徐々に打ち解けていった。その後、Bさんは、自分の不調をうまく
言葉に表すことができず苦しかったことや、日本での手続が複雑で困ったこと、
日常生活で困惑したことなどを話すようになり、元気を取り戻していった。

ところがある日、BさんはD精神保健福祉士に、「留学生同士でも違う」、「みんな
一緒にするな」と語気を荒げた。そして、普段はあまり使わない母国語も交え、「この
地区では同じ国の出身者と集まることが多い」、「留学生同士でも仲間に入れない人や、
孤立している人がいる」と続け、これまで感じていた違和感や疎外感について訴え、
肩を落とし、やがて沈黙し涙を浮かべた。(問題32)

Bさんは通院を継続し、半年後には落ち着いて仲間たちとも付き合えるようになった。
最近の面接では、「趣味のサッカーをいかし、地域で交流を深められないか」と前向きな発言が聞けるようになってきている。

問題30次のうち、このときBさんがCさんたちから受けていたソーシャルサポートとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 所属的サポート

2 情緒的サポート

3 情報的サポート

4 道具的サポート

5 評価的サポート

 

 

 

 

問題30★★★解答2

解説

あせらず。

あわてず。

ただしく。

よみとる。

追加点を積み上げる、おおきなチャンス!の事例問題。

ここは、全問正解の心意気で!!

さて、ソーシャルサポートは、以下の4つに分類されます。

◆  情緒的サポートとは、励ましや応援によってやる気を起こさせてくれるサポート

◆  情報的サポートとは、役立つ情報を教えてくれるサポート

◆  道具的サポートとは、実際にあいてのことを手伝ってくれるサポート

◆  評価的サポートとは、仕事やその他業務に対して、適切に評価してくれるサポート

★【問題31】

次のうち、D精神保健福祉士がBさんとの面接に当たり、念頭に置く内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 コミュニティオーガニゼーション

2 エビデンス・ペースト・プラクティス

3 ソーシャルアクション

4 ソーシャルエクスクルージョン

5 カルチュラル・コンビテンス

 

 

 

 

 

問題31★★★解答5

解説

エビデンスベースドプラクティス

『EVIDENCE BASED PRACTICE』とは、

対象者の特徴、文化、優先傾向に照らして、最良の利用可能な研究成果、

すなわち、エビデンスを、臨床技能に統合することとされます。

んーーーーーー。

なんか、むずかしいですね。

そのまんま、直訳すれば。

科学的根拠にもとづく、実践のこと。

気分の落ち込みから、クリニック受診。

薬物治療がスタートと定期的通院が必要と

診断された、Bさんとの、面接・・・

こちらのほうが、面接シーンのイメージがつかみやすい

ですね。

★【問題32】

次の記述のうち、この場面におけるD精神保健福祉士の発言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「留学生同士のまとまりをより深めてみましょう」

2 「他地域の様子を参考にしてみてはどうでしょう」

3 「私も疎外感を覚えたときがありましたよ」

4 「地域の人々と交流したいのですね」

5 「今、孤独を感じているのですね」

 

 

 

 

 

問題32★★★解答5

解説

精査中です。

いましばらくの、御時間の猶予を・・・

★【問題33】

次の事例を読んで、問題33から問題35までについて答えなさい。

〔事例〕

Eさん(27歳、男性)は菓子職人として働いていたが、度重なる残業がストレスとなり、
23歳の時に不眠が生じ、また幻聴も始まったため精神科病院を受診した。統合
失調症と診断され3か月の入院の後、精神科デイケアに通院して4年が経過している。
ある[ヨ、Eさんは、デイケアの仲間が働き始めたことに刺激を受け、「自分もどう
しても働きたい」と担当の精神保健福祉士に相談した。そこで、公共職業安定所(ハ
ローワーク)の精神障害者雇用トータルサポーターであるF精神保健福祉士を紹介さ
れ、面談することとなった。

「調子がいい時と悪い時がある。病気のことは内緒にして働いたこともあったが、
うまくいかなかった」と話したEさんは、F精神保健福祉士から将来について聞かれ、
「子どもの頃から物作りが好きだった。菓子職人になったけど、思うとおりにはなら
なかった。今はデザインの仕事をして人を幸せにしたい」と語った。F精神保健福祉
士は、就職への強い希望と意欲がEさんの強みだと感じた。(問題33)

F精神保健福祉士は、Eさんの症状は安定していないが、多職種で協力し一般就労
に結び付けたいと考えた。そこでEさんの了承の下、主治医、担当の精神保健福祉士、
Eさんが最近利用するようになった地域活動支援センターの職員と連絡を取り、1週
間後に本人同席の上で今後の就労支援の方向性を話し合うための会議を開催した。

(問題34)
話合いでは、デザイン関連につながる仕事を探すこと、障害年金の受給と合わせる
ことで短時間労働でも経済的な自立を目指せることなどが確認された。
F精神保健福祉士はこれらの条件に合う企業をいくつか訪問し、Eさんのことを紹
介した。すると、就職後もF精神保健福祉士を中心としたチームが職場訪問すること、
困り事などの相談や調整を継続することを条件に受入れを承諾してくれる企業を見付
けることができた。働き方についてもEさんと会社、さらにF精神保健福祉士が話し
合い、週3 日、1 日4 時間から働くことになった。Eさんは職場の理解の下、継続し
て半年間働いている。今では週4 日に日数を増やすことも考えている。(問題35)

問題33 
次のうち、F精神保健福祉士がとったアプローチとして、適切なものを1つ選びなさい。

1 フェミニストアプローチ

2 ジェネラリストアブローチ

3 エンパワメントアプローチ

4 ナラティブアプローチ

5 クライシスアプローチ

 

 

 

 

 

問題33★★★解答3

解説

『EMPOWERMENT』が、キーワードですね。

広義のエンパワメント(湧活)とは、

人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、

生きる力を湧き出させることと定義されます。

着目すべき箇所は、下記の部分でしょうか。

・・・・自分もどうしても働きたい。

・・・・・就職への強い希望と意欲が、Eさんの強みだと

F精神保健福祉士は、感じた。

★【問題34】

次の記述のうち、この会議におけるF精神保健福祉士の最初の提案として。適切なものを1つ選びなさい。

1 「支援の方向性を決めましょう」

2 「Eさんの症状を教えてください」

3 「福祉的就労から段階的に就労してみましょう」

4 「Eさんの思いを話してください」

5 「Eさんの課題をそれぞれ話してください」

 

 

 

 

 

問題34★★★解答4

解説

問題 34

Eさん、御本人も同席の、今後の方向性を話し合う会議です。

御本人のさまざまなおもいを、まず、ご自身で御話しいただくことこそが、

最初の一歩ですよね。

★【問題35】

次のうち.F精神保健福祉士が行った支援として、正しいものを1つ選びなさい。

1 職場適応援助者(ジョブコーチ)支援

2 IPS

3 職業準備支援

4 職場適応訓練

5 従業員支援プログラム(EAP)

 

 

 

 

 

 

問題35★★★解答2

解説

IPS??

山中先生の顔が浮かんできて、

問題35、終わった。

こんな受験生さんも、おいでかも。

『IPS』とは、

INDIVIDUAL  PLACEMENT AND SUPPORTの

頭文字をとったもので、個別就労支援プログラムと約せば、わかりやすいですね。

ちなみに、

IPSでは、就労は治療的効果があり、ノーマライゼーションをもたらすと考えられて

いるとのことです。

IPSにおける、基本原則として以下があります。

◆◆  症状が重いことを理由に、就労支援の対象外としない

◆◆  就労支援の専門家と、医療保健の専門家でチームを作る

◆◆  職探しは,本人の興味や好みに基づく

◆◆  保護的就労ではなく,一般就労をゴールとする

◆◆  生活保護や、障害年金などの経済的な相談に関するサービスを提供する

◆◆  働きたいと本人が希望したら、迅速に就労支援サービスを提供する

◆◆  職業後のサポートは、継続的に行う

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