看護師国家試験 解説(午後問題46~50)

第105回看護師国家試験 解説 午後問題 


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午後問題46
Aさん(37 歳、女性)は、月経異常で病院を受診し、糖尿病および高血圧症と診断された。また、満月様顔貌や中心性肥満の身体所見がみられたため検査が行われ、ホルモン分泌異常と診断された。
原因となるホルモンを分泌している臓器はどれか。
1. 副甲状腺
2. 甲状腺
3. 副 腎
4. 卵 巣

解答・解説

 

午後問題47
日本の平成25年(2013年)の国民生活基礎調査において高齢者世帯の所得で、1世帯当たり平均所得金額の構成割合が最も高いのはどれか。
1. 稼働所得
2. 財産所得
3. 公的年金・恩給
4. 仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得

解答・解説

 

午後問題48
認知症の高齢者に対するノーマライゼーションで正しいのはどれか。
1. 散歩を勧める。
2. 決められた服を着るよう勧める。
3. 重度の場合は精神科病棟に入院を勧める。
4. 食べこぼしのあるときに箸を使用しないよう勧める。

解答・解説


午後問題49 【解答割れ問題】

Aさん(80歳、男性)は、脳梗塞の治療のために入院した。Aさんは多弁であり「めがねをとってください」のことを「めとねをとってください」などと話す様子が観察される。
Aさんの症状で正しいのはどれか。
1. 錯 語
2. 感情失禁
3. 喚語困難
4. 運動性失語

解答・解説

正解は、1と、かんがえます

Aさんが、多弁であること、『めがね』を『めとね』とおっしゃっていることをヒントに、御一緒に正解をさぐってまいりましょう・・・

脳梗塞の症状は、さまざま。本当に多くの症状があるのですが、その1つが、【 失語症 】ですね。失語症、イコール 話せないではないことは、皆さまも御存知のとおり。タイプがあるのです。

◆ 国立循環器研究センターのHPでは、以下のように分類されています。
  一部、抜粋ではありますが、御紹介してみましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
脳卒中発作のあと「話すことができない」「ろれつが回らない」など、言語障害が起こることがあるのは、よく知られています。しかし、ひとくちに言語障害といっても一様ではありません。患者さんの家族や周りの人が、患者さんの障害がどんなタイプで、障害の程度はどれほどかをよく知って接することが大切です。
言語障害は同じものだと誤解している人が多く、患者さんが苦しい思いをしている場合が少なくないのです。

失語症とは
「失語症」という言葉を聞くと、「話すこと」ができない状態と思われがちです。話せないのなら、患者さんは筆談をすればよい、「あいうえお、かきくけこ・・・・・」の五十音表の文字を指差しながらコミュニケーションを図ればよい、と受け取られることがしばしばです。失語症の患者さんを見て、「ぼけた」「赤ちゃんのようになってしまった」と思う人も少なくないようです。そう思った人の中には、言葉の訓練として「あいうえお、かきくけこ」と唱えさせたり、話せない言葉を何度もまねさせたり、幼児向きの絵本を読ませたりすることがよくあります。しかし、これらは「失語症」についての「誤解」であり、好ましい接し方ではありません。

失語症を 【症状で分類すると】
失語症を「聞く・話す・読む・書く」の面からみたのに続いて、具体的な症状について説明しましょう。症状には、どの失語症にも共通してみられるものと、タイプによって特徴的なものがあります。
◆喚語困難(かんごこんなん)
何か言おうとした時に、言うべき言葉が出てこない状態です。これは、どのタイプの失語症にもみられます
【喚語困難の例】
患者「あれ、どこ?」  家族「何か探してるの? 眼鏡かい?」
患者「そうじゃなくて、今日来てたの」 家族「今日来てたって、新聞かい?」
患者「そうじゃなくて・・・」   家族「手紙かい?」
患者「そうじゃなくて、でも・・・」  家族「あ、小包かい」
患者「そうそう」

◆錯語(さくご)
言葉を言い間違えることです。例えば「とけい」を「めがね」と言うように、他の単語に言い間違えてしまう「語性錯語」と、「とけい」を「とてん」「とけん」などと発音を間違える「字性錯語」があります。言葉の言い間違いがひどい場合は、まったく意味不明の言葉(ジャルゴン)が続くようになり、これは重症の「ウェルニッケ失語」によくみられます。

◆運動障害性構音障害とは
言葉を話すのに必要な唇、舌、声帯など発声・発語器官のまひや、運動の調節障害(失調)によって発声や発音がうまくできなくなる状態をいいます。ですから、運動障害性構音障害は「話す」ことだけの障害で、その点が失語症とは異なります。つまり、「話す」のが困難でも、代わりに「書く」ことでコミュニケーションを図ることができます。

選択肢1、3、4で、迷いに、迷った受験生さんがほとんどではないでしょうか??

Aさんが、多弁であることから、4は、却下に。

2の、感情失禁は、この場合には、まとはずれなので、もちろん却下に。

前述の研究センターの【喚語困難の例】から、3も、却下といたします。


午後問題50
便秘の原因となる加齢に伴う身体的変化で誤っているのはどれか。
1. 大腸粘膜の萎縮
2. 骨盤底筋群の筋力低下
3. 直腸内圧の閥値の低下
4. 大腸の内括約筋の緊張の低下

解答・解説

 


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