看護師国家試験 解説(午前問題21~25)

第105回看護師国家試験 解説 午前問題 


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午前問題21
注射針を皮膚に対して45~90度の角度で剌入するのはどれか。
1. 皮内注射
2. 皮下注射
3. 筋肉内注射
4. 静脈内注射

解答・解説

正解は、3と、かんがえます

これって、類似問題が去年の本試験にも、ありましたよね!!子供の頃に、御世話になった記憶がある受験生さんも、多いのではないでしょうか?
皮下注射などに比べて、薬剤の量が多く使えることや、血管内には不向きの薬剤も使えることなどメリットも多い筋肉内注射。
静脈内注射に比べれば薬効は遅いのですが、皮下注射の2倍のスピードとされますので、なかなか使える?奴なのですね。
大血管や、神経の少ない部位である、上腕(三角筋)や臀部(中臀筋)にすることが多く、三角筋なら、肩峰から三横指下、中臀筋なら、クラークの点がお約束です!!

さて、【筋肉内注射】とはを、おおまかにまとめてみますと・・・
(目的)
◆ 薬液を筋肉の筋層内に注入する
(特徴)
◆ 筋肉内は血管が豊富である。そのため、薬液の吸収速度が速い(皮下注射の2倍)。また、薬液の吸収がスムーズで、油性や混濁液の薬物も投与できる。
(注射針)
◆ 21G~23G(おもに22G)
(注射部位)
◆ 一般に、三角筋や中殿筋を選ぶ。血管や神経の走行が少ない部位が適している。
(刺入方法)
(1)注射部位を消毒する
(2)消毒部位を避けて、手で引っ張るように皮膚を進展させる
(3)45~90℃の角度で、針を2cm程度刺入し、固定する(ここ、大切!)
(注意事項)
◆ 刺入部位のしびれ、疼痛、血液の逆流がないか確認する


午前問題22
薬剤の血中濃度の上昇が最も速い与薬方法はどれか。
1. 坐 薬
2. 経口薬
3. 筋肉内注射
4. 静脈内m射

解答・解説

正解は、4と、かんがえます

注射における、薬液の吸収速度は
◆ 皮下注射 <  筋肉注射  <  静脈内注射  ですね。

そこに、座薬と、経口薬がくわわると・・・
◆ 経口薬 < 皮下注射 < 筋肉内注射 < 座薬 < 静脈内注射

おまけですが、持続性では・・・
筋肉内注射  < 皮下注射 < 経口 < 経皮(皮膚)< 点滴静注  になるそうです。


午前問題23
患者が自己採血で簡単に測定できるのはどれか。
1. 血 糖
2. カリウム
3. カルシウム
4. アルブミン

解答・解説

正解は、1と、かんがえます

ここは、解説不要ですよね!!  貴重な追加点として、GOAL!!

午前問題24
ベンチュリーマスクの写真(別冊No.1①~④)を別に示す。
酸素流量の設定と併せて吸入酸素濃度を調節するのはどれか。
1. ①
2. ②
3. ③
4. ④

問題24の写真

解答・解説

正解は、3と、かんがえます

TVの医療ドラマでは、酸素!! なんて、せりふが飛び交っていますが、実は、実は、酸素療法にも種類があります。
大きくわけると、(1)低流量システム (2)高流量システム の2種類ですね。
低流量システムには、簡易酸素マスクや、鼻カニューレなどが。
高流量システムには、ベンチュリーマスクや、リザーバーマスクなどがあります。

◆ ベンチュリーマスクとは・・・
小さな穴から、高圧の酸素を流してジェット流をつくり、周りを陰圧にすることで、空気を引き込み、酸素と空気を混合する。酸素と空気の混合ガスを、高流量、かつ、安定して供給することができるとされます。
正確な酸素濃度の管理が、必要な場合に適応となります。
そ・し・て!!酸素濃度の設定には、専用の接続と酸素流量が決められています。(ここ、大切ですね)

さて、問題となる、吸入酸素濃度ですが、実習で、ベンチュリーマスクをごらんになった受験生さんは、③の部分が、色違いで各色あることや、酸素濃度ごとに利用する色が決まっていることを、覚えておられるとおもいます。
青、黄色、白、緑、ピンク、オレンジ、とカラフルなのは、可愛いからではなく、酸素のパーセンテージを意味します。青なら、24パーセント、黄色なら、28パーセントといった具合ですね。


午前問題25
災害による心理的ストレスが身体反応として最も強く現れる時期はどれか。
1. 発生後3~7日
2. 発生後2週~1か月
3. 発生後半年~3年
4. 発生後4年目以降

解答・解説

正解は、複数あるとかんがえます

ただし、4つの選択のなかに、かならず正解が1つあるとしてかんがえますと・・・
1の、発生後 3から7日  ではないかとかんがえます。

眠れない、頭痛がする、血圧が上がるなどといった身体症状は、災害発生後に避難所などでお過ごしになっているかたから、比較的早期から多く聞かれるれる訴えです。
ニュースなどで、インタビューにこのような御答えをなさっている被災者のかたを皆さまもご覧になったことがおありではないでしょうか??
ただし、明確なデータがございませんので、問題25は、正解は複数とさせていただきました。

中途半端な解説となり、大変申し訳ありません。


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