解説 問題26(午後)
【午後 問題26】
内臓痛が生じるのはどれか。
1.臓器の切開
2.管腔臓器の受動的な過伸展
3.細胞内カリウムイオン濃度の上昇
4.細胞外ナトリウムイオン濃度の上昇
【解説】
正解は、2と考えます
皆さまも御存知のとおり、『痛み』は、大きく、いくつかに分類することができます。 たとえば、下記のように、3つに分類してみますと・・・
(1)内臓痛
胃や腸などの臓器が、痙攣したり収縮したりした際に生じる痛みで、腸管の収縮により痛みは強くなるとされます。
(2)体性痛
粘膜に炎症が生じると、限局した部位に強い痛みが生じてきます。
(3)関連痛
内臓からの痛みの刺激が皮膚に伝わり、皮膚の痛みや知覚過敏として感じられます。痛みの原因のあるところから、離れた場所に感じる痛みです。
ちなみに、管腔臓器とは、食道、胃、小腸、大腸などの中が空洞の臓器ととらえていただけば、わかりやすいですね。 対となるのは、実質臓器で、こちらは、肝臓、すい臓、脾臓などとなります。
設問3、4は、電解質バランスの問題となり、ひっかけですよね・・・