第29回介護福祉士国家試験問題解説 問題72

第29回介護福祉士国家試験問題解説

問題72
老化に伴う知的機能の変化に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。

1 日から入る感覚記憶は低下しやすい。

2 からだで覚えた手続き記憶は忘れにくい。

3 昨日の出来事などのエピソード記憶は忘れにくい。

4 計算などの流動性知能は低下しにくい。

5 経験や学習で得られた結晶性知能は低下しやすい。

◆解答解説

問題72

正解は、2と、します

待ってました!!の、『記憶』関連の出題ですね。しっかり、1点につなげていただけ
たとともいます。

記憶は、短期記憶と、長期記憶に分類され、『手続き記憶』は、長期記憶に位置づけ
られます。

ということは、長持ちするには、わけがある!はずですよね。(ここ、特大ヒントです)

手続き・・・という表現から、なにか申請などの手続きをイメージしやすいのですが、
正しいの意味は、【からだで覚えた技量』などをさします。

設問2の、からだで覚えた手続き記憶は忘れにくい。  これが、問題72の正解ですね。

ちなみに、同じ長期記憶であっても、エピソード記憶は、加齢による影響が指摘されて
います。生活の中で生じるできごとや、体験などの新しいエピソードは、特に加齢の
影響が大きいとされます。

流動性知能には低下が認められますが、結晶性知能は高齢期でも、比較的遅くまで維持
されるそうです。経験って、たいせつなんですね!!

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