第29回介護福祉士国家試験問題解説 問題70

第29回介護福祉士国家試験問題解説

問題70
年齢規定に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 老人福祉法では,原則として70 歳以上の者を施策の対象としている。

2 介護保険法では, 50歳から第2号被保険者になる。

3 高齢者の医療の確保に関する法律の後期高齢者医療制度は, 60歳以上の者を対象としている。

4 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律では,事業主に,雇用している高年齢者が希望するときは,75歳まで継続雇用することを義務づけている。

5 道路交通法では,運転免許証の更新を受けようとする75歳以上の者に,認知機能検査を義務づけている。

◆解答解説

問題70

正解は、5と、します

法律や、制度の学習のコツの1つ、それは、対象者、運営実施主体をまず理解すること。

高齢者を対象としている各種の制度や、法律は、その対象年齢が異なるからですね。

◆ 老人福祉法では・・・

老人とは、○○歳との明記はありません。ただし、各種の施策は、原則として65歳以上と
されます。

また、ケースによっては、65歳以下であっても該当しますので、御注意ください。

◆ 介護保険法では・・・

★ 第1号被保険者は、市町村の区域内に住所を有する65歳以上の者

★ 第2号被保険者は、市町村の区域内に住所を有する、40歳以上 65歳未満の、
  医療保険加入者

◆ 後期高齢者医療制度では・・・原則として、75歳以上の者

◆ 高齢者の雇用の安定等に関する法律では・・・

雇用する高齢者の、65歳までの安定した雇用を確保するため、措置を講じるよう規定して
います。

◆ 道路交通法では・・・

じゃじゃああああん!! 道路交通法が、正解なのですね。

免許証の更新期間が満了する日の年齢が、75歳以上の人は、高齢者講習の前に、臨時の認知
機能検査を、受けなければならないこととされます。

2017年 3月スタートの、改正道路交通法では、

75歳以上の運転者を対象に、迷走や、信号無視などの18項目に違反した際には、原則として、
臨時の『認知症検査』を義務付けることも盛り込まれたことにも、御注目ください。

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