第29回介護福祉士国家試験問題解説 問題32

第29回介護福祉士国家試験問題解説

問題32
ヒヤリ・ハット報告書に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 口頭で報告したことは,報告書に記載しなくてもよい。

2 報告者の責任を追及することを目的とする。

3 介護事故の状況を報告する。

4 管理者以外の職員の目にふれないように保管する。

5 事故報告書とは分けて記載する。

◆解答解説

問題32

正解は、5と、します。

見ただけで、なんだか、ぞぞっとしちゃう『ヒヤリ ハット』という文字ですが、
この段階で、情報を共有して、いかにして食い止めるかが、どれほど重要であるかは
皆さまのほうが、ずっとよく御存知ですよね。

この貴重な情報の共有のために、報告書は欠かせません。介護の現場では、ひな型を
用いておられる会社も多くあるとおもいます。

ネットで画像検索していただくと、さまざまな様式がご覧になれますので、いいとこどり
して、勤務先で活用しちゃうのも、いいですね。

問題32の趣旨が、とてもよくわかる文章を、ここで御紹介してみましょう!!

事故・ヒヤリハット事例報告制度の目的

「ヒヤリハット」とは、幸い事故には至らなかったものの、事故の一歩手
前で「ヒヤリ」としたり「ハット」した体験のことで、大きな事故が発生す
る背後には必ずこのヒヤリハット体験が存在すると言われ、ヒヤリハット事
例を分析することが重大な事故を未然に防止するために有効な手段であるこ
とから、ヒヤリハット体験や軽症事故事例は、仲間を守る貴重な情報源であ
るという意識をもって報告する習慣と、報告された情報を消防団員みんなで
共有化し、学び合い、事故防止対策に役立たせる習慣を消防団内でつくり上
げることが必要と考え、今回、事故・ヒヤリハット報告制度を確立させるもの
である。

なお、この報告制度は、個人の責任を追及するためのものではなく、個人
の体験を教訓として、全消防団員のその後の安全対策に活かすことが目的で
あることを認識しなければならない。

2 報告書の記入方法

(1) 報告書提出の対象は、災害活動及び訓練で体験した事例とするが、病院
にかかるような負傷等を負った事例( 公務災害認定事例)は、報告の対象
から除く。

(2) 作業環境の問題、設備機器の問題、作業方法の問題の欄へは、ヒヤリハ
ットの原因となった不安全な状態又は行動等を記入する。

(3) 今後の対策欄は、ヒヤリハット体験者の所属分団で同種の事例を起こさ
ないための対策を話し合い、その内容を記入する。
安全装備品などの支給要望を記入してもよい。

(4) あなた自身の問題の欄には、ヒヤリハット経験者の事例発生時の行動な
どの反省点を記入する。

(5) 心身分析の欄へは、ヒヤリハット体験時の心身の状態に該当するものす
べてに○ 印を記入する。

3 報告書の活用方法

( 1 ) 提出していただいた報告書の内容から、そのときの状況を説明する資料
を事務局で作成し、各分団に配布する。

( 2 ) 各分団では、同種の事例を起こさないための対策を話し合い、最も有
効であると思われる対策を一つに絞り、事務局にその内容を提出する。
提出期限は、原則として事例資料配布から1 ヶ月以内とする。

( 3 ) 事務局は、提出された全分団の対策をまとめ、各分団に配布する。

( 4 ) 各分団は、配布された対策の中で最も有効で実行可能な対策を検討し、
今後の同種の事例に対する安全対策として、所属団員に周知する。

( 5 ) 公務災害認定事例については、この報告の内容から除くが、事務局で事
故の状況を説明する資料を作成し、各分団に配布するので、各分団では上
記( 2 )~ ( 4 )の作業を行う。

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