第107回看護師国家試験問題解説 午前の部 午後の部

第107回看護師国家試験問題解説 随時更新します。

解説リクエスト等がございましたら掲示板にご希望問題番号お願いします。

迷った理由も書いていただけると、詳しく解説がかけます。よろしくお願いします。

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皆さま、【第 107回 看護師国家試験】本当に、本当に、本当に、御疲れ様でした!

御仕事と両立しての受験のかた、卒業試験に追われ、睡眠不足の日々と闘いながらの

受験のかた、どなたも、本当に、過酷で大変だったこととおもいます。

御住まいの地域によっては、昨夜は一晩中続く強風と怖い物音に、よく眠れず朝を迎えた

受験生さんもたくさんおいででしょう。

大雪・強風などで、会場までの道のりも、御苦労があったこととおもいます。

本当に、御疲れ様でした。無事に帰宅され、すこし御疲れが和らぎましたなら、当サイト

『解答速報・プチ解説』にも、ぜひ、御目通しくださいね。

皆さまの、ナイスファイトに敬意を表しつつ、難しかった問題、気になる問題などなど、

御一緒にゆっくりと、振り返らせていただければ幸いです。

ささやかですが、正答の根拠となる解説も、ところどころ書かせていただきました。

あくまで、弊社見解でございますが、答えあわせの目安に御使いいただければ幸いです。

それでは、つたない文章でございますが、皆さま、どうぞ宜しく御付き合い下さいませ。

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さて、皆さまがトライなさった『看護師国家試験の 試験出題基準』について、御一緒に

確認してまいりましょう。

まずは、ルールをしっかり理解。

これ、勝利への、近道ですよね。


皆さまがトライなさる、試験科目は、以下になります。

◆◆  必修問題

◆◆  人体の構造と機能

◆◆  疾病の成り立ちと回復の促進

◆◆  健康支援と社会保障制度

◆◆  基礎看護学

◆◆  成人看護学

◆◆  老年看護学

◆◆  小児看護学

◆◆  母性看護学

◆◆  精神看護学

◆◆  在宅看護論

◆◆  看護の統合と実践

そして。

【必修問題】の出題基準の、トップを飾るのは・・・

そうですね。

大項目として、『健康指標』が。

中項目として、『人口静態・人口動態』、『健康状態と受療状況』の2つが

かかげられています。

では、中項目と、小項目のつながりをみてみますと・・・

◇◇ A 人口静態・人口動態

a  総人口

b  年齢別人口

c  労働人口

d  将来推計人口

e  世帯数

f  婚姻・家族形態

g  出生の動向

h  死亡の動向

i  死因の概要

◇◇ B 健康状態と受療状況

a  平均余命

b  有訴者の状況

c  有病率・罹患率

d  受療行動・受療率

e  入院期間

f  外来受診状況

看護師さんとして御活躍するには、どうしても、上記の総計をおさえておく必要が

ありそうです。

統計って、大好き!! なんておっしゃる受験生さんは、きっと少数派。多くのかたは、

なかなか覚えられなくて、苦手・・・ なのではないでしょうか。

しかーし、過去の本試験では、やはり、常連さん問題ですから、ポイントをおさえつつ、

頑張って、おぼえておきたい数字となります。

ここで、皆さまと御一緒に、ちょこっとおさらいしてみましょう。

まずは、1つめの中項目から、小項目として総人口を・・・

★ 我が国の、総人口は??

平成27年 10月現在で、1億 2709万人 とされます。

★ そのうち、男性は??

6184万 1738人に。

★ そのうち、女性は??

6525万 3007人に。

人口性比(女性 100対 男性):94・8に。

参考書などでもおなじみの、人口ピラミッド。

日本の人口ピラミッドのかたちは、66歳から68歳と、41歳から44歳を中心と

した、2つのふくらみを持つ、『つぼ型』をしています。

残念ながら、総人口は、今後、長期にわたって減少すると見込まれています。

2048年には、1億人を割り込み、9913万人に。

2060年には、8674万人になるとの推計です。

なんか。おもいっきり、少なくなっちゃうかんじがしますよね。

さて、続いては、2つめの中項目から、小項目として平均余命を・・・

同じく、平成27年度資料では、以下になります。

★ 我が国の、平均寿命は??

男性の平均寿命は、80・75 歳。

女性の平均寿命は、86・99 歳。

御存知のように、平均寿命とは、『0歳の平均余命』のことですね。

男女ともに、前年と比較すると、ほとんどの死因が平均寿命を延ばす方向にあると

されます。

がんばって、もう1つ、みてみましょう。

2つめの中項目から、小項目として受療状況を・・・

入院受療率(人口 10万対)  :  1・038

外来受療率(人口 10万対)  :  5・696

★ ところで、受療率とは??

『受療率』とは、人口、10万人に対する、推計患者数をいいます。

平成26年 10月現在における、調査日の入院受療率は、1・038。

平成26年 10月現在における、調査日の外来受療率は、5・696。

この数字から、調査日に、

人口の、約1パーセントの人が入院をなさっており、

また、

人口の、約5・7パーセントの人が、外来を受診されたことになります。

★ 受療率って、年齢差があるのでしょうか??

入院受療率を、年齢階級別にみてみますと、

男性は、5歳から9歳、女性は、10歳から14歳が最も、低く、

男女ともに、90歳以上が最も多いとされます。

外来受療率を、年齢階級別にみてみますと、

男性は、20歳から24歳が、最も低く、80歳から84歳が、最も高いと

されます。

女性は、15歳から19歳が、最も低く、75歳から79歳が、最も高いと

されます。

受療率を、傷病分類別にみてみますと・・・

入院では、

① 精神および行動の障害

② 循環器系の疾患

③ 新生物

④ 損傷、中毒、および、その他の外因の影響
  (骨折もふくまれます)

⑤ 神経系の疾患

などが、多いとされます。

外来では、

① 消化器系の疾患

② 循環器系の疾患

③ 骨格筋および結合組織の疾患

④ 健康状態に影響を及ぼす要因、および、保険サービスの利用

⑤ 呼吸器系の疾患

などが、多いとされます。

なお、

循環器系の疾患には、脳血管疾患がふくまれ、消化器系の疾患には、歯および

歯の支持組織の疾患がふくまれることに、どうぞ、御注意ください。

また、

保険サービスの利用とは、愁訴がない、または、診断名の記載がない者の一般検査、

診査、管理目的の検査などとされます。

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さあ!!  そろそろ、ウオーミングアップもできてきた頃でしょうか??

それでは、第107回 看護師国家試験  問題1からの、解答番号、および、ぷち解説

どうぞ宜しく御付き合いくださいませ。

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問題1
平均寿命で正しいのはどれか。

1 0歳の平均余命である。

2 20歳の平均余命である。

3 60歳の平均余命である。

4 死亡者の平均年齢である。

問題2
平成27年(2015年)の病院報告による一般病床の平均在日院日数はどれか。

1 6.5日

2 16.5日

3 26.5日

4 36.5日

問題3
シックハウス症候群による関係する物質はどれか。

1 アスベスト

2 ダイオキシン類

3 放射性セシウム

4 ホルムアルデヒド

問題4
介護保険法に基づき設置されるのはどれか。

1 老人福祉センター

2 精神保健福祉センター

3 地域包括支援センター

4 都道府県福祉人材センター

問題5
QOLを評価する項目で最も重要なのはどれか。

1 高齢者医療の受療

2 本人の満足感

3 乳児死亡率

4 生存期間

問題6
原始反射はどれか。

1 手掌把握反射

2 視性立ち直り反射

3 パラシュート反射

4 Landau(ランドー)反射

問題7
思春期にみられる感情の特徴はどれか。

1 情緒的に安定し穏やかになる。

2 思い通りにならないと泣き叫ぶ。

3 親に対して強い愛情を示す。

4 依存と独立のアンビバレント(両価的)な感情をもつ。

問題8
老年期の身体的な特徴はどれか。

1 総水分量が増加する。

2 胸腺の重量が増加する。

3 嗅覚の閾値が低下する。

4 高音域における聴力が低下する。

 

問題9 随時更新アップ中です。

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