第19回精神保健福祉士国家試験問題55

第19回介護福祉士国家試験問題解説

次の事例を読んで,問題55から問題57までについて答えなさい。

 〔事 例〕

A精神保健福祉士がキャンパスソーシャルワーカーとして勤務するZ大学の地域で,
震度6強の地震が発生した。Z大学の構内には大きな被害がなく,地震発生当日から
出勤可能な教職員による建造物の確認や,学生への連絡が始まった。A精神保健福祉
士も出勤可能であったため,日頃から相談を受けていた学生たちに連絡を取った。
(問題55)
 
地震発生後1週間で大学は再開し,A精神保健福祉士の所属する学生支援センター
では,学生の長期的支援の必要性からメンタルサポートチームを立ち上げた。チーム
はA精神保健福祉士に加え,大学に籍を置く医師(精神科医),保健師,臨床心理士が
メンバーとなり,活動を開始した。(問題56)
 
その後,A精神保健福祉士は,地震前から欠席が多く,これまで支援してきたBさ
ん(19歳,男性)に連絡を取った。今回の地震によりBさんと両親の住む自宅は半壊
し,避難所に家族と一緒に身を寄せていた。面談はBさんと母親の希望もあり,避難
所の空きスペースを使い,両親同席のもと行われた。Bさんはやや疲れた様子であっ
たが,現状を丁寧に話した。面談の中で,父親が被災前からうつ病を患っていたこと
が分かった。父親は職場の上司によるパワーハラスメントから病気を発症し,入院,
休職した。退院後は通院し,服薬を継続していた。ところが今回の地震により,通院
先だけでなく近隣の病院も被災し,医療が受けられず,薬が手に入らない状況である。
Bさんと母親は,最近眠れずに表情も乏しい父親を心配していた。父親は,「もうだ
めだ」「何も考えられない」とA精神保健福祉士に言った。(問題57)

問題55
この時点のA精神保健福祉士による対応として,適切なものを1つ選びなさい。

1 近隣のボランティアセンターで,ボランティア登録を行うよう促す。

2 防災計画を立案するため,被災時の状況について質問する。

3 不安や悲嘆感情を引き出しつつ,吐露できるようにする。

4 安全な生活環境を確保できているかを確認する。

5 地震により諸症状が悪化するため,カウンセリングを勧める。

 

◆解答解説

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