第19回精神保健福祉士国家試験問題33

第19回介護福祉士国家試験問題解説

精神保健福祉相談援助の基盤・事例問題2)

次の事例を読んで,問題33から問題35までについて答えなさい。
〔事 例〕
 Hさん(26 歳,男性)は,融通が利かず冗談を真面目に受け取ってしまい,場に
合った行動をとれないため,人付き合いが苦手であった。対人関係でうまくいかない
ことはあったが大学を卒業し,就職は志望通りの会社に決まった。配属先では,パソ
コンでの作業が中心で,自分のベースで仕事を進めることができた。上司Jさんは,
Hさんに仕事について丁寧に説明し,本人が納得するやり方で仕事ができるように配
慮していた。Hさんの良さをJさんが評価していたこともあり,粘り強い姿勢や集中
力は,同僚たちからも一目置かれるほどだった。Hさん自身も仕事にやりがいを感じ
ていた。(問題33)

 就職4年目に大きな変化が起こった。新しくKさんが上司として赴任し,部下の一
人一人に目標を考えさせ,臨機応変に動くように求めた。また,Hさんは初めて新入
社員の教育担当係となり負担が増えた。自分でどうしてよいか判断に困ったHさんは,
ささいなミスが続き,不眠にも悩まされるようになった。Hさんの変化に気付いた同
僚が,かつての上司Jさんに連絡した。心配したJさんは. Kさんに相談した上でH
さんから話を聞き,一緒に職場の健康管理センターを訪れた。落ち着きなく,「すぐ
にでも退職したい」と訴えるHさんに,L精神保健福祉士が初回面接を行った。
 その後,Hさんは,家族に付き添われVクリニックを受診し,広汎性発達障害の診
断を受け,休職をすることになった。休職中もHさんは,L精神保健福祉士との面接
を継続していたが, Hさんは,「何をしてもうまくいかない」と繰り返し訴えていた。
(問題34)

 Hさんは. Vクリニックの発達障害の治療プログラムに参加し始めた。休職から4
か月が過ぎ,「自分で考え臨機応変に動くのは苦手だが,手順が分かる仕事は人より得
意だ」と話すようになった。主治医から復職許可も出て,笑顔が見られるようになっ
たHさんは,「そろそろ仕事に戻りたい」とL精神保健福祉士に語った。(問題35)

問題33 
この時点で,Hさんが職場で経験していた状態として,適切なものを1つ選びなさい。
  

1 ストレスコーピング

2 モデリング

3 クライシスインターペンション

4 ワーカビリティ

5 ナチュラルサポート

◆解答解説

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